第二新卒が中途採用で転職するには? - 新卒採用との違いや有利に進める方法

第二新卒が中途採用で転職するには?

第二新卒と中途採用枠

 

第二新卒には、「第二新卒向け」「新卒向け」「一般中途採用向け」の3つの求人が選べます。

 

一般中途採用枠で転職する場合、第二新卒や新卒向けの求人で採用されたときとは入社後の扱いが違います。

 

どんなタイプの第二新卒が一般中途採用に向いているのか、求人の選び方や転職活動の進め方を見ていきましょう。

 

 

第二新卒枠と一般中途採用枠の違いとは?

一般中途枠との違い

 

第二新卒は新卒や一般の中途採用とも少し違う特殊な人材です。

 

正社員としての経験があるので社会人の基礎は身に付いているものの、ひとつの企業に染まりきっていないので新卒同様に新しいことを学びやすいという特徴があります。

 

そのため、第二新卒の採用後の扱いは企業によっても違うようです。

 

第二新卒の扱いを「第二新卒枠」と「一般中途採用枠」に分けて違いを見ていきましょう。

 

 

採用時の選考基準の違い(キャリア採用・ポテンシャル採用)

一般中途の採用基準

 

一般中途採用枠では、企業は基本的に経歴とスキルのある人材を欲しがります。すでにキャリアのある人材を採用するので、「キャリア採用」と呼ばれます。

 

一方で、第二新卒の場合は、職歴や経験がないことを前提として採用するため、企業との相性やポテンシャル(潜在能力)を見ます。通称「ポテンシャル採用」と呼ばれます。

 

当然、キャリア採用は選考基準が厳しいですが、その分、待遇面は好条件です。

 

前職と同業界・同職種での転職を考えている場合やアピールできるだけのスキルを持っている場合は、一般中途採用枠の求人も積極的に狙っていくのがいいでしょう。

 

逆に、ポテンシャル採用は経験やスキルがなくても採用されるので、経歴に自信のない第二新卒者や未経験の業界・職種にチャレンジするときにはおすすめ。

 

「なかなか採用されない」「就活が厳しい」と感じるときは、狙っている求人がキャリア採用かポテンシャル採用かをきちんと調べてみましょう。

 

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⇒ 企業の求めるものとは?

 

⇒ 入りやすい就職先とは?

 

 

 

入社後の教育・研修システムの違い

一般中途と研修

 

転職直後の教育・研修は、入社後に仕事の感覚をつかむ重要な期間です。

 

第二新卒枠と一般中途採用枠では、入社後の教育・研修システムも扱いが違います。

 

第二新卒枠の場合、経験が浅くても採用するので新卒と同じように丁寧な研修をする企業が多いようです。

 

なかには、新卒と同時に入社させて、新卒者と一緒に研修を受けさせることもめずらしくありません。

 

社会人の基礎スキルに自信がない人や未経験の仕事を始める人にとっては、丁寧に仕事を覚えられるのでありがたい環境と言えますね。

 

一般中途採用枠の場合は、基本的に経験のある人材を採用するので研修期間はあまり長くありません。

 

1ヶ月程度の短い期間で研修を終えて、OJTなどで現場経験を積ませる企業が多くあります。

 

すでに経験のある仕事内容だと、研修期間で時間を無駄にせず、新しい仕事経験が積めるので経験者にとっては働きやすい環境です。

 

教育・研修内容は企業によってかなり違います。選考基準や仕事内容だけでなく、入社直後の扱いについてもしっかり調べておきましょう。

 

⇒ 新卒枠で応募できるのか?

 

 

 

給料額や出世(キャリア)の違い

一般中途と給料

 

第二新卒枠と一般中途採用枠では、給料額やその後の出世にも違いがあります。

 

第二新卒枠での採用は、キャリアのリセットになるパターンが多くあります。

 

新卒と同じ出発、あるいはそれに近い扱いとなるので、給料額や経歴も新卒から再出発になってしまいます。

 

給料額は年齢で計算する場合や勤続年数で計算する場合など、企業によっても違います。が、「第二新卒枠で転職すると年収額が下がる」というのが実情です。

 

一方で、一般中途採用枠は給料額が上がったり、前職と同額をもらえたりする可能性が出てきます。

 

キャリアアップや経歴の積み重ねができる転職ですから、その後の出世街道においても順調に進められる場合が多いです。

 

第二新卒枠は採用されやすく、一般中途採用枠は出世しやすい。

 

どちらも一長一短があります。あなたの現状と今後のキャリアの両方に目を向けながら考えてみましょう。

 

⇒ 第二新卒の給料事情まとめ

 

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第二新卒が一般中途採用の求人に応募するときのコツとは?

 

すべての第二新卒に一般中途採用の求人がおすすめできるわけではありません。

 

また、一般中途採用のなかにも第二新卒に向いている求人とそうでないものがあります。

 

第二新卒が一般中途採用の求人に応募する方法とコツを見ていきましょう。

 

 

同業界・同職種への転職であれば中途採用も狙い目

同業界・同職種の中途採用

 

一般中途採用枠と第二新卒枠のどちらを選ぶか、その基準のひとつが業界と職種です。

 

一般中途採用枠は、経験者が有利。

 

前職と同じ業界・職種であれば、経歴の浅い第二新卒でもある程度の知識と心得があります。入社後も同じような仕事内容で働けるので研修期間が短くても入って行きやすい環境です。

 

一般中途採用は、入社後の給料やキャリアも安定しているので、同業界・同職種での転職を考えているなら一般中途採用の求人も検討してみる価値がありますね。

 

⇒ 職種別の転職方法まとめ

 

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できるだけ「未経験OK」「第二新卒歓迎」の求人を探す

未経験と第二新卒の求人

 

求人情報にはいろんな採用条件や待遇が記載されています。

 

第二新卒が一般中途採用の求人を探すなら、「未経験OK」と「第二新卒歓迎」と書かれている求人に注目してみましょう。

 

経験のある業界・職種であっても、他の一般転職者と比べるとまだまだ経験不足なのが第二新卒です。

 

そのため、企業側にも経験の浅い人材を迎え入れる準備があるかどうかが重要になります。

 

「未経験OK」「第二新卒歓迎」と求人に記載している企業であれば、経歴が浅くても育成していってくれる会社である可能性があります。

 

しかも、即戦力で高いスキルを求めてくる企業に比べると、採用率も高くなりますし、入社後の仕事もやりやすい環境にあるのでおすすめ。

 

ただし、人集めが目的で「未経験OK」「第二新卒歓迎」と記載している企業もあるので注意。これまでに第二新卒や未経験者を採用した実績があるかをチェックしましょう。

 

⇒ 第二新卒歓迎の求人とは?

 

⇒ 求人の探し方とは?

 

 

 

即戦力になれるのであれば入社時期にこだわる必要はない

一般中途と入社時期

 

一般中途採用は、基本的にいつでも入社することができます。

 

入社時期を決める基準は、ボーナスの支給や企業の繁忙期などいろんな要素がありますが、第二新卒が注目したいポイントのひとつが「研修期間」です。

 

企業が最も丁寧な研修をするのが、4月の新卒入社後です。

 

そのため、丁寧な研修を受けたい第二新卒者には、新卒に合わせて4月入社を勧めます。

 

逆に、経験のある業界・職種への転職やスキルに自信があるのなら、研修よりも実践的な現場での経験の方が成長につながります。

 

一般中途採用では研修期間は短めで、現場でのOJTを優先します。研修やOJTのスケジュールもそれぞれの中途採用者に個別で設定します。

 

つまり、即戦力として現場で働けるのなら、入社時期は4月である必要はないわけです。

 

無理に4月入社を狙うのではなく、自分の現状や企業の忙しさに合わせて転職時期を考えましょう。

 

⇒ 就職活動の時期とは?

 

 

 

第二新卒におすすめの転職エージェントは?

 

第二新卒のサポートにおすすめの転職エージェントを紹介しておきます。転職エージェントを利用するなら、まずは公式サイトからの無料会員登録が便利です

 

登録後は担当エージェントから連絡が入り、詳しい利用説明を聞くことができますよ。ちなみに、転職エージェントで受けられるサポートはすべて無料です

 

〜 エージェントの選び方 〜

  1. 相談できるオフィスは近くにある?(遠方対応についても)
  2. 応募したい求人を取り扱っている?
  3. 転職サポートの内容は魅力がある?
  4. 担当してくれるエージェントとの相性はどう?

 

⇒ エージェントの使い方

 

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新卒向け求人サイトでもお馴染みの大手人材紹介の「リクルート」が運営する、若者向けの転職エージェントです。

 

取り扱っている求人は、基本的に未経験者向けで、しかも書類選考なしだから経歴に不安があっても採用されやすい。

 

相談オフィスは、新宿・銀座・横浜・北千住・埼玉・千葉・西東京・大阪・京都・神戸にあってアクセスも抜群ですよ。

 

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