第二新卒のための履歴書の書き方
転職活動で最初の選考となる履歴書や職務経歴書は、面接に進むための重要なキーアイテムです。
けれども、履歴書を書くのが苦手という第二新卒は多いですよね。
職歴のアピールが弱い第二新卒でも書類選考に通る履歴書の書き方を見ていきましょう。
第二新卒の転職における履歴書の意味とは？
第二新卒の転職活動において、最初に企業と接触するのが書類選考です。
エントリーシートなどの独自の形を求めてくる企業もありますが、基本的には履歴書と職務経歴書の提出が必要ですね。
第二新卒は職歴の浅い人が多いので書類選考に弱いと言われます。
そのため、企業側は履歴書でも職歴だけではなく、「人柄」や「意欲」を読み取ろうとしています。
求職者としても履歴書は単なる経歴の情報ではなく、個人の能力や企業との相性をアピールする方法のひとつとして考えるべきですね。
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第二新卒の履歴書のフォーマットの選び方とは？
まず、履歴書を書く前にフォーマットについて知っておきましょう。
履歴書にもいろんなフォーマットがあります。コンビニや文具店で売られている一般的なJIS規格のものもあれば、大学や学校指定のものもあります。
第二新卒が履歴書を選ぶのであれば、学歴・職歴欄の大きいフォーマットは避けましょう。よって、一般的なJIS規格の履歴書は、第二新卒の転職には向いていません。
第二新卒はアピールできる職歴が少ないため、履歴書全体に空白部分が増えてしまいます。
一目見たときに寒々とした印象がありますし、せっかくの紙面をアピールに使えないのはもったいないものです。
そんなときには、転職サイトで無料配布されている第二新卒向けの履歴書フォーマットをダウンロードして利用しましょう。
学歴・職歴欄を小さくする代わりに、特技・趣味・自己PRなど第二新卒でも勝負しやすい項目を大きく取ってくれています。
第二新卒のための履歴書の書き方とは？
次に、具体的な履歴書の書き方を見ていきましょう。
最近では、パソコンでワープロ入力した履歴書も見かけますが、第二新卒の転職においてはいまだに手書きの履歴書が強いようです。
アピールできる要素が少ない分、手書きで丁寧に書かれている履歴書から誠意ややる気を見たいという採用担当者もいます。
学歴・職歴の書き方
第二新卒の履歴において、学歴・職歴はその経歴自体をアピールするだけではなく、「正確さ」という人格をアピールする要素でもあります。
年号や細かい記載は面倒なものですが、できるだけ正確に書くようにしましょう。
学歴の書き方と手順：
- 小・中学校は学校名と卒業年次のみ
- 高校以降は学校名と入学・卒業年次を書く
- 大学や専門学校は学部・学科等も正確に書く
- 卒業年次についても学校名を省略せずに書く（同上としない）
- 卒業論文のテーマが転職に有利なら書いてもいい
- 長期の休学や中退は理由とともに書く
- 浪人と留年は基本的には書かなくていい
- 1年以上の留学経験は時期・期間・国名などを書く
職歴の書き方と手順：
- 正社員・契約社員・派遣社員として働いた経歴は短期でもすべて書く
- 会社名・所属部署は省略せずに正確に書く
- アピールになるのなら簡単な仕事内容も書いておく
- 無職期間については特別に書かなくていい
- 派遣社員の場合は派遣元と派遣先の両方を書く
- 長期のアルバイトをしていたときは職歴として書いていい
履歴書の年号については元号・西暦のどちらでもかまいません。アラビア数字・漢数字に関しても同様です。ただし、履歴書全体では統一するようにしましょう。
自己PR・志望動機の書き方
第二新卒の履歴書では、自己PR・志望動機が最もアピールしやすい項目になります。
分量は多い方がいいですが、長々と書いて内容が薄くなるようなら空間がもう少し小さい履歴書のフォーマットを使う方がいいでしょう。
自己PR・志望動機では、あなたが応募企業に入社したい理由について説明します。
自己PR・志望動機を書く手順：
- これまでの経験や達成したこと・学んだこと
- 希望する業界や職種を選んだ理由
- 企業を選んだ理由と企業に貢献できること
「自分のやってみたい仕事が応募企業なら達成できること」「企業側にとっても自分を採用するメリットがあること」を伝える必要があります。
あなたの能力については言葉のうえだけでなく、経験を絡めて伝えることでより説得力が増します。
企業との相性が良いことを伝えるためには、企業の求めるものについて知るべきです。業界研究や企業研究をしっかりしておくことで中身のある内容になります。
写真の選び方
履歴書の写真は、意外と忘れがちですがいざという時に悩んでしまう人が多い項目です。
採用担当者は履歴書の写真から感じる第一印象に、本人も気づかないうちに左右されているといいます。
書類選考で見える姿は1枚の写真しかありません。
誠実そうに見えるか、根暗そうに感じるか。実際の本人はもっと違う印象の人間だったとしても、写真の映りが悪いと好感度が下がってしまいます。
履歴書の写真を撮るときは、簡易なスピード写真ではなくプロの写真屋さんで撮ってもらうようにしましょう。
スピード写真よりもお金がかかりますが、写真1枚で希望企業に落とされることを考えれば安いものです。
プロの写真屋さんに履歴書用の写真を頼めば、好印象に見えるセットを整えてくれますよ。
第二新卒におすすめの転職エージェントは？
第二新卒のサポートにおすすめの転職エージェントを紹介しておきます。転職エージェントを利用するなら、まずは公式サイトからの無料会員登録が便利です。
登録後は担当エージェントから連絡が入り、詳しい利用説明を聞くことができますよ。ちなみに、転職エージェントで受けられるサポートはすべて無料です。
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