第二新卒として転職するメリット・デメリットとは?
第二新卒のなかには、新卒入社後、初めて転職活動を経験する人も多くいます。
第二新卒は新卒や一般の中途採用とは違って立場が特殊です。
現在の職歴や経験で転職するメリット・デメリットをよく知ったうえで、後悔のない選択ができるようにしておきましょう。
第二新卒と既卒やフリーターとの違いは?
第二新卒とは、「学校卒業から3年以内の正社員経験者」を指して呼びます。
一方、「学校卒業から一度も正社員経験がない人」は、既卒(きそつ)と呼んで区別されています。
学校を卒業してからの転職・就職は経歴に関わらず、中途採用扱いになります。
中途採用では職歴が重視されるため、一般的に既卒よりも第二新卒の方が転職には有利です。
ちなみに、フリーターはアルバイトや派遣社員など正社員以外の非正規雇用で働く人を指します。
フリーターであっても、学校卒業3年以内で正社員経験があるなら第二新卒として転職することができます。
逆に、どれだけアルバイトや派遣社員の経験があっても正社員の経験がないなら、就職時は既卒扱いになります。
第二新卒は既卒よりもメリットのある立場です。メリットを十分に活かした転職ができるよう、自分の現状についてしっかり把握しておきましょう。
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第二新卒として転職するメリットとは?
職歴の浅い第二新卒から転職する場合でも、メリットはたくさんあります。
代表的なメリット:
- 経歴やスキルがなくてもポテンシャルで採用してもらえる
- 未経験の業界・職種へのキャリアチェンジがしやすい
- 新卒採用を狙えば再教育の機会を得られる
- ブラック企業で無駄な時間を過ごさずに済む
特に、経歴やスキルを問わずに、「仕事へのやる気」や「ポテンシャル(潜在能力)」といった将来性で採用してもらえるのは第二新卒の大きなメリットです。
企業にとっての第二新卒は、「新卒よりも社会人の基礎が出来上がっており、それでいてひとつの業界や職種には染まっていない教育しやすい人材」です。
若さによる未熟さと向上心は、企業が第二新卒に求めているものです。アピールできる経歴や経験が少ない第二新卒にとっては、ありがたい転職事情だと言えますね。
逆に言えば、第二新卒の時期を越えると一般の中途採用扱いになり、職歴と経験値を求められるようになります。
現在の会社で経験を積む気がない場合や新しいキャリアに変えたいときには、第二新卒の時期を逃すべきではないでしょう。
第二新卒として転職するデメリットとは?
メリットも大きい第二新卒の転職ですが、もちろん、無視できないデメリットもあります。
代表的なデメリット:
- ネガティブな転職理由の説明が難しい
- 経歴重視の業界・職種では採用が厳しい
- 大手企業への転職では採用されない
- 築いてきた人間関係・経歴がリセットされる可能性がある
第二新卒の場合、転職理由がネガティブだという人はかなり多いようです。
転職理由によっては、企業側に「またすぐに辞めてしまうのではないか」というマイナスの印象を与えてしまいます。
たとえ、本当の転職理由がネガティブであったとしても、転職活動の際にはできるだけポジティブに言い換えるようにしたいところです。
また、意外と見逃されがちなデメリットに「人間関係と経歴のリセット」が挙げられます。
第二新卒の採用後は新卒者と同様の扱いをする企業も多くあります。
きちんと教育が受けられるメリットはありますが、年収額や経歴も新卒までリセットしてしまうので、将来を思えば損する人も出てきます。
中途採用者扱いをする企業の場合は、人間関係のリセットが気になります。
新卒で入った会社で一緒になった同期や先輩たちとの関係は、実は長い社会人人生でもとても貴重なもの。
第二新卒として一人孤独に新しいスタートを切るのは、精神的にもきついものだと覚悟しましょう。
第二新卒におすすめの転職エージェントは?
第二新卒のサポートにおすすめの転職エージェントを紹介しておきます。転職エージェントを利用するなら、まずは公式サイトからの無料会員登録が便利です。
登録後は担当エージェントから連絡が入り、詳しい利用説明を聞くことができますよ。ちなみに、転職エージェントで受けられるサポートはすべて無料です。
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