第二新卒に需要はあるの?
近年、『第二新卒歓迎』としている求人が爆発的に増えています。転職活動を始めるなら、その理由や実際の需要を知っておくのもいいでしょう。
今回は、第二新卒の需要はどれくらいあるのか、実際の合格率や市場規模と合わせて見ていきましょう。
第二新卒の需要は増加している!
近頃、学校卒業から3年以内の正社員経験者である第二新卒が需要を集めています。
「マイナビ転職」など大手転職支援サイトでは、『第二新卒歓迎』と表示する求人が全体の8割を超えています。
実際に転職した第二新卒の合格率も85%と、非常に高い数値になっています。
ほんの十数年前までは、「3年以上は同じ会社で勤めよ」というのが一般常識でした。
新卒で入社した会社は社会人の基礎を作るところですから、そう簡単に辞めるべきではないと言われてきたのです。
だからこそ、3年以内で離職してしまうと再就職はかなり難しいものだったわけですが、今、その流れが変わり、第二新卒の需要が高まっている理由は何なのでしょうか?
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第二新卒の需要が高まっている理由とは?
第二新卒の需要が高まってきた理由には、「企業側の人材不足」と「第二新卒のメリットの見直し」の2つがあります。
企業の人材不足を埋めるため
2008年のリーマンショック以来、不況の波の煽られた企業のなかには「人材削減」を行う会社もありました。
社員削減で非正規雇用に変更したり、新規採用を見送るなどの施策です。
少しずつではありますが景気が回復してきた現在、次に問題となってきたのが人材不足です。
これからの会社を背負っていってくれる人材の育成に穴ができてしまっていたわけです。
加えて、「ブラック企業」の認識が世間に広まったことで、早期退職のマイナス意識が薄れて離職者が増えたことも人材不足を加速させました。
早くに会社を辞めるのは何も社員のせいだけでなく、企業側にも原因があったのではないかという考え方です。
また、以前よりも採用に積極的な企業が増えると、新卒採用時に人材を確保できない企業も出てきます。
こうした人材不足を埋める方法として、第二新卒者の存在が注目されるようになりました。
何が何でも採用されたい第二新卒者と新しい人材が欲しい企業の利益が一致しているんですね。
第二新卒の採用にもメリットがあるため
第二新卒者の特徴は、新卒者が一般の中途採用者とも少し違います。
企業にとって第二新卒者のメリットは、大きく2つあります。
- 数年の社会人経験があるため基礎的なビジネススキルは身についている
- ひとつの業界や企業に染まっていないので新しいことを吸収しやすい
つまり、新卒者よりも教育の手間がかからず、一般の中途採用者よりも扱いやすいというのが第二新卒なんですね。
企業のなかには新卒者と同等の扱いをする場合もあります。それでいて、学生上がりの新卒者よりも即戦力になりやすいというわけ。
第二新卒者を採用するメリットを企業側が再確認したことも、第二新卒の需要が高まった理由のひとつです。
第二新卒が合格率を上げる方法とは?
第二新卒の需要には理由があります。企業側が期待しているものを提供できなければ、いくら第二新卒者でも採用を見送られてしまいますよね。
企業側が求めているものを理解して、選考のための準備をしておきましょう。
転職エージェントを利用しよう
転職活動を始めるなら、最初に第二新卒専門の転職エージェントに相談してみましょう。
転職エージェントでは、あなたの希望条件に合った求人を紹介してもらえます。
エージェントが紹介してくれる企業は、事前に内部調査をした会社ばかり。
採用担当者とも直に話をしているので、それぞれの会社が求めている人材についてもよく分析しています。
なので、転職エージェントを利用すると会社ごとの選考対策ができ、1人で選考を受けたときよりも合格率が2倍に上げることができますよ。
ちなみに、転職エージェントで受けられるサポートはすべて無料です。気軽に相談してみてください。
社会人スキルを確認しよう
第二新卒を採用する企業は、第二新卒に『社会人としての基礎スキルが身に付いていること』を求めています。
たとえば、ビジネスマナーや正しい敬語、PCスキル、書類作成のスキルなどのことです。
とはいえ、実際にはビジネススキルに不安のある第二新卒も多いですよね。
選考のときや入社後に困らないように、転職活動の時点で社会人としての基礎スキルを確認しておいた方がいいでしょう。
転職エージェントでは、第二新卒のためのビジネスマナー講座やスーツの着方などを学べる無料講座も用意してされていますよ。
ポテンシャルをアピールしよう
「マイナビ転職」の調べによると、企業が第二新卒に求めるものの上位3つは以下のようになりました。
- 1位:入社意欲の高さ
- 2位:一緒に働ける人材か
- 3位:社内と合いそうな人柄か
第二新卒のなかには経験やスキルの不足を気にする人がいますが、企業側は経験やスキルよりも「やる気」と「相性」を重要視しています。
学校卒業から3年以内の第二新卒者には、そもそも経験やスキルを求めてはいないのです。
経歴から価値が見いだせない分、企業は今後の将来性と人材としての可能性に賭けています。
第二新卒の就職活動では、「会社に入りたいというやる気・熱意のアピール」と「自分に合った会社を探す研究・分析力」が必要なんですね。
転職エージェントの使い方を知っておこう!
第二新卒が転職活動を効率的に進めるなら、転職エージェントなどの専門家にサポートを受ける方がいいでしょう。
あなたの希望条件に合った求人を紹介してくれるほか、履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策などのアドバイスも受けられます。
転職エージェントを利用するには、まずエージェントの公式サイトから無料会員登録をしてみましょう。
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第二新卒におすすめの転職エージェントは?
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